こんにちは、katkenです。
今回は、キック力向上ということでミートリフティングの最終章について実践編で書きます。
前回の記事で、ミートリフティングについて書きました。
実際やってみてどうでしたでしょうか?
初めは慣れてこないことのほうが多いかもしれませんが、続けることで向上していきますので、諦めず、コツコツ頑張ってみてください!
上達してきて、ほとんどの人がぶち当たる壁もぶち破り、同時にトラップの練習もできるようになってきて、段々とサッカーが楽しくなってきていると思います。
もしくは、地味な練習で少し飽きてきている方もいるかもしれません。
前回までは1人でできるということをテーマにやってきましたが、今回は普段皆様が取り組んでいる部活動やクラブチームでの練習でできることを書いていきます。
もちろん、1人でも場所と近所迷惑にならなければできます(笑)
ここで重要視されるのが、「意識」の問題です。
なんでここにきて、練習内容じゃないんだと思った方もいらっしゃると思いますが、この「意識」というのがシュート力の向上とかなり関連性があります。
実際前回、ミートリフティングについて書いた際も、足の甲に充てるや膝より高く上げるということを書きましたが、これも基準値を「意識する」ということです。
これがあるかないかで、上達の進度も内容も変わってきます。
例えば、むやみやたらにとりあえずミートリフティングをしてやってみてと言われてやるよりも、上記のように膝より高く上げるなど言ったほうが上達のスピードは速いように思いませんか?
頭も少し使うことによって、効率よくシュート力の向上を上げていきましょう。
それではまずは、練習メニューの前に意識することについて書きます。
目次
練習で意識すべき3つのポイントとは何か?
では、まず意識する点についてですが、前回の記事にも書きましたが、何よりも「ミートする」ということが1番重要になってきます。
ミートリフティングの場合は、ボールが浮いていることが前提で、感覚でもあたっているかどうかがわかりやすいです。
且つ、浮いているボールを蹴るため、当てやすいです。
しかし、今回は地面に置いたボールを蹴るということになりますので、難易度が高まります。
地面で置いて蹴る場合は、3つの意識するポイントがあります。
それは「軸足」「助走」「足の角度」この3つになります。
1つずつについて、この後解説していきます。
1番重要なのは軸足?その理由とポイントを解説!
まず、「軸足」についてからですが、3つの中で1番重要といっても過言ではありません。
そもそも軸足とは蹴る足とは逆の足のことです。
右足で蹴る場合は左足、左足で蹴る場合は右足が軸足になります。
要するに、支える足のことを指します。
ここで意識することが、軸足とボールの距離感ということになります。
今回はシュート力向上のため、軸足はボールと軸足の距離は縦置きにした靴を2から3個離れたところに置くのがポイントです。
何故かと言いますと、軸足とボールの距離が離れると、体が開いてしまうため、力が入りづらくなってしまいます。
そのため、どんなにミートしても、ボールに力が入らず、力任せのシュートになってしまいます。
少し離れますが、この軸足が離れたキックをする際はパスのほうが良いかと思います。
柔らかい、山なりのボールを蹴る場合は参考にしてみてください。
話しを戻しますと、次は当てる場所について書きます。
先ほど書いた距離感ですが、まずいきなり蹴ることはお勧めしません。
まずは寸止めで、しっかりと当たっているのかどうかというのを確認したほうがお勧めです。
やはり、いきなり蹴って感覚をつかめるのであれば問題はないですが、誰でもできるということを考えると、まずはしっかりと当てるところからが良いかと思います。
先に言っておきますが、個人差はありますので、私のアドバイスを元に自分のやりやすいように蹴っていただければと思います。
当て方としては、足の甲をボールの真ん中でしっかりと捉えた方が良いと思います。
また、横蹴りではなく、縦蹴りをお勧めします。
これは「足の角度」に繋がってくるので理由は後程説明します。
もし、こちらの練習で上手くいかなくなってきた際は、歩いて蹴るということをお勧めします。
歩いて蹴るということは、ゆっくり自分のペースで行けるので、そこから修正していくと良いかと思います。
助走の重要性を解説!
次に助走についてですが、結論から言いますと3‐5歩をお勧めします。
また、この場合、軸足の足から最初の一歩目となりますので、3か5歩になります。
右利きの人は左足から、左利きの人は右足からという形になります。
正直、それ以上でも問題ありませんが、初めは守っていただければと思います。
反対に一歩は力が入りづらいというのと、リズム感がなくなるのでお勧めしません。
役立つとしたら、PKを蹴る際にゴールキーパーのタイミングを外すくらいでしかないかと思います。
あとはタイミングを外すぱすとかですかね。
ですので、3か5でやっていきましょう。
慣れてきたら上げて行く分には問題ありませんので、最初はしっかりとしていきましょう。
また、力を伝える際は助走は長いほうが良いですが、長すぎの良くはありません。
勢いがつく分、ミートしてくると力強いキックができる反面、合わせづらくなってきます。
ですので、長すぎず、短すぎずがベストですので、その距離感はご自身で測っていただければと思います。
また、こちらの練習では、慣れてくると必ず、助走が合わなくなってきます。
何故かといいますと、ミートを意識していくのと同時に、力強いボールを蹴りたいとなるからです。
心理的な問題が出てくるので、その際は、一旦力を弱めてみたり、ゆっくりと蹴ってみるということが1番の問題解決になります。
そこからまた、力を上げて行くことをお勧めします。
足の角度が重要?当て方次第で変わる理由を解説!
最後に足の角度についてですが、先ほどにも述べた通り、縦蹴りです。
横蹴りはどちらかと言いますとパスのほうが良いかと思います。
横蹴りの方が、縦蹴りに比べてボールの回転を縦にすることが可能だからです。
ロングボールを蹴る際に、柔らかくて、伸びるボールは基本ボールの回転は縦になります。
サッカーの表現になりますが、このパスが上手く通りますと、「愛のパス」と表現されることもあります。
受け手からすると、愛のあるパスのほうがトラップやセンタリングであれば合わせやすいです。
ちなみに、「愛のないパス」のほとんどが縦蹴りになりますし、受け手としては痛いです(笑)
それくらい重要なことになります。
ちなみに補足ですが、たまに、無回転キックを蹴る際に横からすくい上げて蹴る人もいますが、これは問題ないです。
このキックの場合、威力というよりかは、ボールを落とすようなイメージで変化を求めるキックになります。
野球でいうのであれば、フォークボール、すごい人だとナックルボールのようなイメージになります。
話しを戻しますと、今回は縦蹴りになりますので、力強いシュートを蹴る成功の1つの鍵になります。
足の甲に縦蹴りでしっかりとボールがあってくるようになりましたら、次は実際に蹴ってみます。
その際は、壁あてで、ボールが跳ね返ってくるようにする練習方法でも、友達と対面パスするときでもどちらでも大丈夫です。
もし、友達と対面パスをする際は、この時は愛のないパスで大丈夫です(笑)
共通する点としては、5割以下の力で蹴るということです。
慣れてきたら、少しずつ力を入れていくということになります。
最初の方は2割、3割でも全然良いかと思います。
大事なことはしっかりとミートして、力強いボールを蹴るということになるからです。
その際、ないとは思いますが、ボールの回転が縦になっている場合、横蹴りになっている可能性がありますので、修正してみてください。
そして、最初は止まったボールで蹴るということから始めてください。
これはすごく大事です。
ボールが動いている状態でいきなり蹴ってしまいますと、状況によって、軸足の位置や、歩幅などを変えていかないといけないからです。
しっかりと止まった状況で練習してから次のステップで、動かしたボール蹴る練習をしてください。
上達していったら、シュート練習で活かしてみたり、実戦でやってみてください。
基礎基本がとても重要になってきます。
キック力向上の3つのポイントまとめ
今回書いてきた3つのポイントですが、「軸足」「助走」「足の角度」について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
どれか1つが飛びぬけて出来たとしても、1つでも出来ないのがあると、キック力の向上はまず難しいと言っても過言ではないでしょう。
しかし、地道な努力の積み重ねに光があるのであれば、最初の苦はそんなにきつくないはずです。
また、今回大切なのが、中長期的目線です。
1日練習したからと言って、キック力が向上するわけでもありません。
日々の練習の積み重ねが、必ずキック力の向上に結び付いてきます。
私の体験談も含め、このやり方を教え子に教え込んだところ、キック力の向上は明らかでした。
私も自信をもって、お勧めすることが出来ますので、チャレンジしてみてください。
皆様の、日々の努力が報われる時が来ることを、私は心よりお待ちしております。
次回からはまた違った内容について書いていこうと思います。
それでは、また。